通貨ペア | トレンド | レジスタンス | サポート | ストップロス |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | ▼ | 156.25 | 155.60 | 156.75 |
EUR/USD | ▼ | 1.0855 | 1.0790 | 1.0905 |
GBP/USD | ▼ | 1.2710 | 1.2640 | 1.2765 |
USD/CHF | ▲ | 0.9170 | 0.9105 | 0.9055 |
AUD/USD | ▼ | 0.6670 | 0.6605 | 0.6720 |
USD/CAD | ▲ | 1.3705 | 1.3635 | 1.3580 |
USD/JPY
アメリカ連邦準備制度理事会(FED)の数名の高官は、引き続き慎重な金融政策の維持を求めており、市場ではFEDが今年利下げする可能性が42ベーシスポイントと評価されています。また、12月までに2回目の利下げが行われる確率は68%に低下しています。これにより、アメリカ国債の利回りが上昇し、ドルが支えられました。
しかし、火曜日に日本の鈴木俊一財務大臣が、現在の日銀の緩和政策による円安の負の影響と賃金引き上げの意欲に対する懸念を表明し、政府は円相場と債券市場の動向を注視していると強調しました。さらに、日本銀行(BOJ)が先週意外にも国債購入規模を削減したことで、国債利回りが上昇し、ドル/円は34年ぶりの高値に達しました。市場参加者は、BOJが再度利上げを行うかどうかを注視しており、BOJが木曜日に行う国債購入オペレーションでさらに購入規模を削減する可能性が警戒されています。これにより円は支えられ、ドル/円は156.54の高値で頭打ちとなりました。
EUR/USD
中国の4月の住宅価格が本周期で最大の下落幅を記録した後、政府は不動産政策を大幅に緩和しました。国家副総理は、商品住宅の在庫が多い都市の政府がそれらを購入し、保障性住宅として活用することを明確に示しました。また、中国人民銀行(PBOC)は極めて緩和的な金融政策を打ち出し、これがアジア株式市場と商品価格を押し上げました。経済成長に敏感な銅価格が新高値を記録し、中国への最大輸出商品である鉄鉱石の価格も一週間ぶりの高値に達しました。これにより、オーストラリアドルが支えられ、ユーロ/ドルも1.0884の高値に達しました。
一方、FEDの数名の高官が引き続き慎重な政策の維持を求める発言をしたことでドルが支えられ、木曜日に発表される欧州中央銀行(ECB)の賃金交渉追跡データやユーロ圏の購買担当者指数(PMI)などのデータに市場の注目が集まりました。これにより、ユーロ/ドルは1.0852の高値から押し戻されました。本日のユーロ/ドルの予測レンジは、抵抗線が1.0860-80、支持線が1.0770-90です。
GBP/USD
火曜日に市場調査機関Kantarのデータによると、5月12日までの4週間で英国の食品雑貨の年率インフレ率が連続15ヶ月下降し、過去3年で最も低い2.4%に達しました。また、英国産業連盟(CBI)の調査では、5月の工業受注残高が昨年11月以来最速のスピードで縮小し、マイナス33となりました。これにより、ポンド/ドルは1.2684の低水準に押し下げられました。
しかし、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ総裁は、英国中央銀行(BOE)の金利が転換点に近づいており、今年0.5-0.75ポイントの利下げが適切であると述べました。インフレデータの発表を前に、ポンド/ドルは1.2726の高水準に回復しました。本日のポンド/ドルの予測レンジは、抵抗線が1.2710-30、支持線が1.2620-40です。