FX市場 日報ニュース2024.6.4

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY156.15155.20156.90
EUR/USD1.09701.09001.0845
GBP/USD1.28801.28001.2740
USD/CHF0.89600.88950.9010
AUD/USD0.67450.66800.6630
USD/CAD1.36251.25501.3685
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USD/JPY

アメリカの4月のインフレは横ばい傾向にあり、消費者支出も低調でした。この状況から、アメリカ連邦準備制度理事会(FED)が年内に利下げを行う可能性が市場で高まっています。イギリスのフィナンシャル・タイムズが月曜日に報じたところによると、ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は、金利を長期間維持するべきだと述べ、これがドルを支えました。

また、日本の関係者によると、岸田文雄首相が火曜日に2025年4月から6年間の新しい経済・財政計画を発表する予定です。この計画は、労働市場の改革、国内投資の促進、生産性の向上を通じて経済成長を図るものです。日本財務省のデータによると、1月から3月の間に自動車需要と労働力節約型投資が牽引し、日本企業の資本支出は前年同期比で6.8%増加しました。これにより、日本経済の成長は一部回復していることが示され、日本銀行(BOJ)が金利引き上げを続けるための条件が整いつつあります。さらに、日本の5月の製造業購買担当者指数(PMI)終値は50.4に達し、1年ぶりに拡大を示しました。

一方、日本の経済再生大臣、新藤義孝氏は、2025年までに基礎的財政収支の黒字化を目指す努力を続けると述べました。また、日本銀行の加藤毅理事は、BOJが保有する上場投資信託(ETF)の売却計画はないと明言しました。アメリカ供給管理協会(ISM)の5月の製造業PMIは48.7に下落し、非住宅活動の減少により、4月の建設支出も連続して0.1%減少しました。これにより、ドル/円は155.94の安値に達しました。本日のドル/円の見通しは、抵抗線が156.15-35、支持線が155.00-20と予測されています。

EUR/USD

財新/スタンダード&プアーズ(S&P)が昨日発表した5月の中国製造業PMIは、23ヶ月ぶりの高水準である51.7に達しました。格付け機関ムーディーズは中国の今年の経済成長予測を4.5%に引き上げました。これに加え、日本の工場活動が1年ぶりに拡大し、韓国の工場活動も2年ぶりの速さで成長したことから、市場のリスク意識が回復し、オーストラリアドルとニュージーランドドルが支えられました。しかし、ユーロ/ドルは1.0825の低水準を維持しています。

S&Pグローバルの5月のHCOB製造業PMI調査によると、イタリアは45.6に大幅に縮小し、フランスは初値より若干低い46.4でしたが、企業の信頼感は27ヶ月ぶりの高水準となりました。ドイツも45.4に回復し、ユーロ圏全体の終値は47.3に達しました。新規受注の減少速度が2年ぶりに最も遅くなったことから、ユーロ/ドルは1.0904の高値に達しました。本日のユーロ/ドルの見通しは、支持線が1.0880-1.0900、抵抗線が1.0970-1.0990と予測されています。

GBP/USD

シティバンク/YouGovの月次調査によると、5月の英国民の1年先のインフレ予測は2021年以来の最低である3.1%に下がりました。一方、アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、5月28日までの週でポンドのネットロングポジションが急増し、月曜日にはポンド/ドルが1.2692の低水準から上昇しました。

S&Pグローバルの調査によると、5月の英国製造業PMIは近2年ぶりの高水準である51.2に達し、生産と新規受注は2022年初以来の最速ペースで増加しました。また、製造業の価格は5ヶ月連続で上昇し、1年ぶりの大幅な上昇を記録しました。これにより、英国銀行(BOE)が利下げに慎重になる可能性が高まり、ポンド/ドルは1.2808の高値に達しました。本日のポンド/ドルの見通しは、支持線が1.2800付近、抵抗線が1.2870-90と予測されています。

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