FX市場 日報ニュース2024.6.24

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY160.35159.70159.20
EUR/USD1.06901.06201.0745
GBP/USD1.26401.25651.2700
USD/CHF0.90000.89350.8885
AUD/USD0.66400.65750.6690
USD/CAD1.37701.36951.3635
目次

USD/JPY

先週金曜日に発表された日本政府のデータによりますと、生鮮食品を除く5月の核心消費者物価指数(CPI)が前年同期比2.5%上昇し、上昇率が前月より加速しました。しかし、生鮮食品と燃料を除いた核心-核心インフレ率は9ヶ月連続で減速し、2.1%となり、2022年9月以来の最低水準を記録しました。また、調査によると、日本の6月Au Jibun Bank製造業購買担当者指数(PMI)は2ヶ月連続で拡大し50.1となりましたが、拡大ペースは鈍化しています。一方、サービス業PMIは49.8に低下し、2022年8月以来初めて縮小しました。

米連邦準備制度理事会(FED)が利下げに慎重な姿勢を示す一方で、日本銀行(BOJ)が先週、債券購入の刺激策縮小を先送りしたことが対照的となり、金利差が拡大し、円安の継続につながっています。

BOJの内田真一副総裁が、経済と物価が予想通りに推移すれば金融支援の度合いを調整する可能性を示唆し、また財務省の神田真人財務官が為替市場の投機的な過度の変動に対して随時対応する準備があると述べたことで、円に支援材料となりました。さらに、ロイターの予想によると、BOJ短観企業調査で6月までの3ヶ月間に日本の非製造業の景況感が悪化した一方、大企業の景況感は改善したとされ、これも円を下支えし、ドル/円を158.66円の安値まで押し下げました。

EUR/USD

先週金曜日のJudo Bankの6月速報値調査によると、オーストラリアの製造業、サービス業、総合PMIがそれぞれ47.5、51.0、50.6に低下しましたが、オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策見通しには影響を与えませんでした。先物市場では、RBAが利上げを見送っても、来年4月までの金融緩和の可能性は依然として低いとみられており、金利差の見通しの乖離がオーストラリアドル/円を16年半ぶりの高値に押し上げ、対ユーロでも1年ぶりの高値を記録しました。これがオーストラリアドルの上昇を支え、ユーロ/ドルを1.0720ドル付近の高値で推移させる要因となりました。

その後、S&Pグローバルが作成したHCOBの6月速報値PMIでは、フランスの製造業、サービス業、総合PMIがそれぞれ45.3、48.8、42.2に低下し、政治的不確実性が企業活動を停滞させていることが浮き彫りになりました。ドイツもそれぞれ43.4、53.5、50.6に低下し、ユーロ圏全体でも45.6、52.6、50.8と減速しました。これらの結果を受けて、ユーロ/ドルは1.0668ドルの安値まで下落しました。

本日のユーロ/ドルの予想レンジは、抵抗線が1.0690-1.0710ドル、支持線が1.0600-20ドルとなっています。

GBP/USD

先週金曜日に発表された英国のデータによると、6月のGfK消費者信頼感指数が2021年11月以来の高水準である-14に上昇し、5月の小売売上高も前月比2.9%増、前年同期比10.3%増と予想を上回りました。これらの好調な結果を受けて、ポンド/ドルは1.2676ドルの高値を付けました。

しかし、国有銀行を除く英国の公共部門純債務が2.742兆ポンドに増加し、国内総生産(GDP)比で1961年以来最高の99.8%に達したことで、次期政府が総選挙後に直面する財政圧力が増大しています。また、S&Pグローバルの6月速報値調査では、英国の製造業PMIが51.4に上昇した一方、サービス業PMIは51.2に低下しました。企業が7月4日の総選挙後まで重要な決定を先送りしていることから、総合PMIは2023年11月以来の最低水準である51.7を記録し、これらの要因がポンド/ドルを1.2620ドルの安値まで押し下げました。

本日のポンド/ドルの予想レンジは、抵抗線が1.2640-60ドル、支持線が1.2550-70ドルとなっています。

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