FX市場 日報ニュース2024.7.8

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY160.70159.90161.30
EUR/USD1.08651.08001.0750
GBP/USD1.28601.27851.2725
USD/CHF0.89600.88950.9010
AUD/USD0.67950.67300.6680
USD/CAD1.36501.35751.3710
目次

USD/JPY

先週金曜日、日本で発表された5月の家計支出が予想外の結果となりました。前月比で0.3%、前年同期比で1.8%の減少を記録し、物価上昇が消費者の購買力を圧迫し、脆弱な経済を脅かしていることが浮き彫りになりました。また、日本財務省の発表によると、6月末の外貨準備高は1.2315兆ドルに減少しました。

さらに、企業信用調査会社の帝国データバンク(TDB)のデータによれば、高物価や労働力不足、企業経営の複雑化などの要因により、今年上半期の企業倒産件数が4,887件と、10年ぶりの高水準に達しました。

このような状況下で、鈴木俊一財務大臣は、株式市場や為替市場を緊迫感を持って注視する姿勢を示しました。一方、ロイター通信の調査では、日本の6月卸売物価の上昇加速や5月の核心機械受注の前月比回復が予想され、円相場を下支えする要因となっています。これらの要因により、ドル/円相場は161.39円の高値圏で推移しています。

ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は、米連邦準備制度理事会(FED)がインフレ率を2%の目標に向けて大きな進展を遂げたものの、目標達成までにはまだ道のりがあると述べています。

EUR/USD

フランスの政局に大きな変化がありましたが、格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)グローバルは、フランスの信用格付け変更の可能性を低く見ています。また、欧州連合統計局によると、2024年第1四半期のユーロ圏の投資は引き続き減少しましたが、家計貯蓄は3年ぶりの高水準に達し、先週金曜日にユーロを下支えしました。

さらに、インフレーションが根強く続いていることから、オーストラリアの次の金利動向は引き上げが予想されています。ロイター通信の調査によれば、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は今週水曜日に政策金利を5.5%に据え置き、年末までの利下げは1回のみと予想されています。FEDや他の中央銀行と比較して金利見通しが異なることから、豪ドルやNZドルが上昇し、ユーロ/ドル相場を1.0842ドルの高値まで押し上げました。

その後、ドイツ政府の情報筋は、数ヶ月にわたる交渉の末、連立政権が来年度予算案で合意に達し、厳格な支出規定を遵守する方針であることを明らかにしました。しかし、ドイツの5月の鉱工業生産が予想外に前月比2.5%減少しました。

GBP/USD

英国の労働党が総選挙で圧倒的勝利を収め、保守党の14年に及ぶ動揺の続く政権に終止符を打ちました。次期首相となるスターマー氏には、英国の低成長から脱却させる明確な解決策はありませんが、先週金曜日にはポンド/ドル相場を1.2751ドルの安値から上昇させる要因となりました。

英国の住宅ローン会社ハリファックスの発表によると、6月の住宅価格は前月比0.2%下落しましたが、前年同期比では1.6%上昇し、前回の数値を上回りました。また、金利低下の見通しから、今年後半から来年にかけて住宅価格の上昇が予想されており、ポンド/ドル相場を1.2817ドルの高値まで押し上げました。

本日のポンド/ドル相場の予想レンジは、下値支持線が1.2770-90ドル、上値抵抗線が1.2860-80ドルとなっています。

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