通貨ペア | トレンド | レジスタンス | サポート | ストップロス |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | ▼ | 147.10 | 146.20 | 145.50 |
EUR/USD | ▲ | 1.1060 | 1.0990 | 1.1115 |
GBP/USD | ▲ | 1.3140 | 1.3060 | 1.3200 |
USD/CHF | ▼ | 0.8555 | 0.8490 | 0.8440 |
AUD/USD | ▲ | 0.6780 | 0.6715 | 0.6830 |
USD/CAD | ▼ | 1.3550 | 1.3480 | 1.3425 |
USD/JPY
米国経済が堅調であり、月末の資金再調整も寄与して米国債利回りとドルが上昇しました。一方で、日本では先週金曜日に発表されたデータにより、8月の生鮮食品を除く東京地区のコア消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2.4%上昇し、4か月連続で上昇しています。また、生鮮食品と燃料を除いたCPIも前年同月比で1.6%上昇し、上昇幅は前月を上回りました。さらに、日本の厚生労働省の発表によると、7月の季節調整済み失業率は2.7%に上昇しましたが、有効求人倍率は1.24と前月より高く、日本の7月の小売販売は前年同月比で2.6%増加し、工業生産は前月比で2.8%増加しましたが、これは予想を下回る結果でした。しかし、日本経済産業省は工業生産の評価を昨年3月以来初めて上方修正し、日本銀行(BOJ)が引き続き利上げを行うとの市場の見方を支持し、円の支えとなりました。ドル/円は144.65の安値で推移しています。
日本財務省が7月30日から8月28日までの期間において、為替市場への介入支出がゼロであったことを発表し、円の上値が抑えられています。また、米国では7月の個人所得と支出がそれぞれ前月比で0.3%と0.5%増加し、予想をわずかに上回りました。さらに、個人消費支出(PCE)物価指数とコアPCE物価指数も前月比で0.2%上昇し、予想通りの結果となりました。PCE物価指数の前年同月比上昇率は2.5%を維持し、米連邦準備理事会(FED)の「ソフトランディング」成功の見方を強化しました。ミシガン大学の調査によると、8月の米国消費者信頼感指数の最終値は67.9に上昇し、8月のシカゴ購買部協会指数(PMI)は46.1で予想を上回りました。これにより、FEDが今月の会議で小幅な利下げを選ぶとの憶測が高まり、ドル/円は146.24の高値に達しました。今日のドル/円は146.00-20でサポートされ、147.10-30でレジスタンスが予想されます。
EUR/USD
市場が9月からのFEDの緩和政策を確信していることからドルが圧迫されましたが、先週金曜日にオーストラリアが発表した7月の小売売上高が前月比で横ばいであったことが、次の金利動向が利下げとなるとの見方を強化しました。ロイターの調査によると、オーストラリアの平均住宅価格は今年6%以上上昇する見込みですが、今後数年間はやや減速する見通しです。また、中国の公式製造業購買担当者指数(PMI)の調査結果が4か月連続で縮小するとの見込みから、オーストラリアドルとニュージーランドドルの上昇が終了し、ユーロ/ドルも1.1094の高値で制約されました。
データによると、ドイツの8月の季節調整済み失業率は6.0%で安定しており、季節調整後の失業者数は2,000人増加し、予想を大幅に下回りました。ユーロ圏の8月の調和消費者物価指数(HICP)は2.2%に減速し、予想通りで、エネルギーコストの低下がインフレ率を欧州中央銀行(ECB)の2%目標に近づけました。ECBのエグゼクティブボードメンバーであるシュナーベル氏は、ユーロ圏のインフレが予想通りに減速していると述べており、さらに利下げがインフレ抑制の妨げになるリスクを緩和しました。また、ECB管理委員会のビルルワ・ド・ガロー氏は、9月の追加利下げが賢明な判断であると指摘し、ユーロ/ドルは1.1043の安値に達しました。今日のユーロ/ドルは1.1060-80でレジスタンスがあり、1.0970-90でサポートが予想されます。
GBP/USD
先週金曜日に英国の全英住宅金融協会(Nationwide Building Society)が発表したデータによると、8月の英国の住宅価格は前月比で予想外に0.2%下落しましたが、前年同月比では2.4%上昇し、2022年12月以来の最大の上昇率を記録しました。また、英国中央銀行(BOE)のデータによれば、7月には61,985件の住宅ローンが承認され、2022年9月以来の最高水準となり、ポンド/ドルは1.3199の高値に達しました。米国のデータがFEDの大幅な利下げへの期待を削ぎ、ドルが強含む中、ポンド/ドルは1.3106の安値に押されました。今日のポンド/ドルは1.3140-60でレジスタンスがあり、1.3040-60でサポートが予想されます。