FX市場 日報ニュース2024.4.23

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY154.80154.15155.30
EUR/USD1.06601.05951.0710
GBP/USD1.23551.22801.2415
USD/CHF0.91200.90550.9170
AUD/USD0.64500.63850.6500
USD/CAD1.37001.36251.3760
USD/CNY7.25307.23307.2650
目次

USD/JPY

週末に米国の商品先物取引委員会(CFTC)が発表した4月16日週のデータによると、投機的な円売り建玉が2019年6月以来の最大規模285億1000万ドルに達しました。一方で、国際通貨基金(IMF)の日本代表を務めるジョアリ氏は、日本のインフレ指標の一部は依然として2%目標を下回っているため、日本銀行は利上げの際は慎重に対応する必要があると指摘しています。

しかし、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ先送りの可能性が意識され、ドル買いが優勢となり、円安・ウォン安の進行が他の主要通貨に比べて顕著となっています。この状況を受けて、IMF/世界銀行の春季会合が開かれた米ワシントンで、米国、日本、韓国の3か国は異例の共同声明を発表し、為替市場問題で緊密に協議していく方針を確認しました。日本銀行の黒田総裁も、円安が物価上昇を更に加速させる場合には、再び利上げを行う可能性があると述べています。

GBP/USD

イランが、イスラエルによる無人機攻撃への報復計画がないと発表したことで、地域の緊張緩和が意識されました。また、26日に発表される豪州の物価上昇率は前年同月比3.5%程度と抑制されたとの見方から、豪州準備銀行(RBA)が金融引き締めをゆるめるとの観測が高まり、豪ドル・NZドルなどのリスク通貨が買われ、ユーロドルは1.0670ドルまで上昇しました。

一方、欧州連合(EU)が発表した4月の消費者信頼感指数は予想を上回る-14.7となりました。しかし、欧州中央銀行(ECB)理事のビローブ氏は、中東情勢が深刻化してもエネルギー価格への影響は限定的との見方を示しました。また、ロイター調査では、ECBの利下げは6月に始まり、年内に2回行われるとの見通しが多数を占めていますが、FRBよりも3カ月早いペースとなることから、ユーロ売りが優勢となり、ユーロドルは1.0622ドルまで下落しました。本日のユーロドル レジスタンスは1.0660-80ドル、サポートは1.0580-1.0600ドルと予想されます。

EUR/USD

週末に英国中央銀行(BOE)のラムズデン副総裁が、利下げ支持に回る可能性を示唆する発言を行ったことから、5月の利下げ賛成票入れとみられるデール委員に続く形となりました。CFTCのデータでは4月16日週の英ポンド純買越額が縮小しており、金利先物市場では8月に25ベーシスポイントの利下げ開始が意識され、年内に2回の利下げが行われるとの見通しが強まっていることから、ポンドドルは1.2392ドルの高値から下落しました。

週明けの米国市場では、投資家が英ポンドに対する両建てポジションを解消し、ニュートラルなスタンスに傾いたことが示されました。さらに、25日に発表される英国の購買担当者景気指数の注目度が高まっていることから、ポンドドルは1.2296ドルまで売られました。本日のポンドドルレジスタンスは1.2350-70ドル、サポートは1.2260-80ドルと予想されます。

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