FX市場 日報ニュース2024.6.26

FX市場日報 ニュース
  • URLをコピーしました!
通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY159.70159.00160.25
EUR/USD1.07101.06401.0765
GBP/USD1.26801.26051.2740
USD/CHF0.90100.89450.8895
AUD/USD0.66450.65800.6695
USD/CAD1.37351.36601.3600
目次

USD/JPY

日本では火曜日に5月のサービス業生産者物価指数(PPI)が2.5%に減速し、4月の景気先行指数も-0.8に下方修正されました。また、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、6月18日までの週で円の純売り持ち高が2週連続で増加し、円に下押し圧力がかかりました。

しかし、日本銀行(BOJ)の報告書によれば、BOJが保有する巨額の債券が長期金利の抑制に大きな役割を果たしているとのことです。これは、国債購入の削減が長期金利の急激な上昇につながらない可能性があることを市場に保証するものと見られています。

また、林芳正官房長官と鈴木俊一財務大臣がそれぞれ、為替の過度な変動に対して適切に対応すると警告しました。さらに、韓国の崔相穆企画財政部長官と日本の鈴木俊一財務大臣が二国間会談後に発表した声明では、両国通貨の下落に対する深刻な懸念が共有され、ウォンと円を守るための適切な措置を講じる決意が表明されました。これにより、両国が協調介入を行う可能性に関する憶測が高まり、円高を促進し、ドル/円相場は159.18円の安値まで下落しました。

EUR/USD

火曜日、ウェストパック銀行-メルボルン研究所(WESTPAC-MI)の調査によると、オーストラリアの減税見通しが6月の消費者信頼感指数を前月比1.7%上昇の83.6に押し上げました。また、金利差取引の活発化により、豪ドルとNZドルの対円相場が新高値を更新しました。市場では、オーストラリア準備銀行(RBA)が今年利下げを行う確率は4分の1程度で、2025年末までの利下げ幅も43ベーシスポイントにとどまるとの見方が強まっています。この政策見通しが豪ドルとNZドルを下支えし、ユーロ/ドルは1.0743ドルの高値まで上昇しました。

スペインが第1四半期のGDP確定値を発表し、前期比0.8%増、前年同期比2.5%増と上方修正されましたが、EUが中国企業に制裁を課し、中国の電気自動車に関税を課す計画を検討していることで、中国とEUの間で貿易摩擦が生じる可能性があります。また、米国では木曜日に大統領選の第1回討論会が予定されており、フランスでは週末に大統領選の第1回投票が行われます。市場は主要経済国の政治的変化がポジションにどのような影響を与えるかについて慎重な姿勢を維持しており、リスク回避の動きがユーロ/ドルを1.0689ドルの安値まで押し下げました。

本日のユーロ/ドル相場の予想レンジは、上値1.0710-30ドル、下値1.0620-40ドルとなっています。

GBP/USD

火曜日のCFTCデータによると、6月18日までの週でポンドの純買い持ち高が4,500枚減少しました。しかし、世界第5位のビール醸造会社カールスバーグがペプシコの英国ボトラーであるBritvicの買収提案を引き上げたことが、ポンド/ドル相場を1.2702ドルの高値まで押し上げる要因となりました。

市場では、イングランド銀行(BOE)が今年約2回の利下げを行うと予想されており、8月の最初の利下げ確率は約55%となっています。また、英国では来週に総選挙が予定されているため、BOEの政策決定者が金利の方向性について新たな指針を示す可能性は低いと見られています。これらの要因がポンド/ドル相場を1.2667ドルの安値まで押し下げました。

本日のポンド/ドル相場の予想レンジは、上値1.2680-1.2700ドル、下値1.2600ドル付近となっています。

FX市場日報 ニュース

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次