通貨ペア | トレンド | レジスタンス | サポート | ストップロス |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | ▲ | 147.60 | 146.80 | 146.20 |
EUR/USD | ▲ | 1.1050 | 1.0980 | 1.0925 |
GBP/USD | ▲ | 1.2935 | 1.2860 | 1.2800 |
USD/CHF | ▲ | 0.8715 | 0.8650 | 0.8600 |
AUD/USD | ▼ | 0.6695 | 0.6630 | 0.6580 |
USD/CAD | ▼ | 1.3715 | 1.3645 | 1.3770 |
USD/JPY
日本銀行(BOJ)が発表した7月の国内企業物価指数(CGPI)は、前月比0.3%、前年同月比3.0%の上昇を示し、予想通りの結果となりました。しかし、日本政府関係者によると、日本の衆議院財務金融委員会は8月23日に特別会議を開催し、BOJの先月の利上げ決定について議論する予定です。また、BOJ総裁の植田和男氏に説明を求める予定です。これにより、市場は様子見となっており、今週発表される米国のインフレ報告が、米国連邦準備制度(FED)の個人消費支出(PCE)価格指数に影響を与える可能性があります。これにより、9月のFED会合での利下げ幅(25ベーシスポイントまたは50ベーシスポイント)に大きな影響を及ぼす可能性があります。現在、先物市場では両方の可能性がほぼ同じ割合で予想されています。日本株は上昇し、円の利差取引の下落を抑え、投資家は最近の激しい変動から解放され、ドル円は147.94まで上昇しました。
全米独立企業連盟(NFIB)が発表した7月の米国小企業楽観指数は2.2ポイント上昇し93.7となり、2022年2月以来の最高値となりました。これは、先月の失業率上昇後、金融市場の景気後退への懸念が過大である可能性を示唆しています。一方、米国の7月最終需要生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%、前年同期比2.2%の上昇で、予想を下回りました。また、アトランタ連邦準備銀行のボスティック総裁によれば、失業率は歴史的に低い水準であり、労働市場は強いとされています。年末までに利下げが予想され、米国10年債利回りが低下したことにより、ドル円は146.59まで下落しました。今日のドル円は146.60-80のサポート、147.60-80のレジスタンスが予想されます。
EUR/USD
オーストラリア統計局が発表した第二四半期の賃金指数は前期比0.8%の増加で、1年ぶりの最慢のペースでしたが、前年同期比では4.1%の増加を示し、予想を上回りました。また、オーストラリア国民銀行(NAB)の調査によると、7月の企業信頼感指数は2ポイント低下し1となりましたが、企業現況指数は2ポイント上昇し6となりました。さらに、西太平洋銀行-メルボルン研究所(WESTPAC-MI)の調査では、8月の消費者信頼感指数が前月比で85に上昇しました。これにより、政府の減税や生活コスト削減策が消費者の利率への懸念を和らげたことが示されています。アジアの株式市場の上昇もリスク感情を改善させ、オーストラリアドルやニュージーランドドルなどのリスク通貨をサポートしました。
その後、ドイツ経済研究機関ZEWが発表した8月の経済景気指数は19.2と大幅に低下し、2年ぶりの最大の下落幅を記録しました。経済現況指数も-77.3と下落し、経済見通しの悪化が明らかとなり、ユーロドルは1.0913まで下落しました。しかし、米国のPPIデータがFEDによる9月の利下げの憶測を固め、ドルを圧迫したことにより、ユーロドルは1.0999まで上昇しました。今日のユーロドルは1.0960-80のサポート、1.1050-70のレジスタンスが予想されます。
GBP/USD
火曜日の英国のデータによれば、6月までの3ヶ月間の平均週給(ボーナスを除く)は前年同期比5.4%の増加で、2022年8月以来の最小の増加幅となりました。しかし、失業率は予想外に4.2%に低下しました。常規の賃金増加率は、英国銀行(BOE)がインフレ率の2%の中期目標に適合すると考える水準の約2倍であり、これがインフレの粘着性に対する懸念を引き起こし、BOEがさらなる利下げに慎重になる可能性があります。これにより、ポンドドルは1.2757で底を支えています。また、市場調査機関カイトゥが発表した8月の英国の食品雑貨のインフレ率が、前年3月以来初めてわずかに上昇したとの報告や、米国7月のPPIが予想を下回ったことにより、FEDが9月に利下げする可能性が高まったことで、ポンドドルは1.2873まで上昇しました。今日のポンドドルは1.2840-60のサポート、1.2930-50のレジスタンスが予想されます。