通貨ペア | トレンド | レジスタンス | サポート | ストップロス |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | ▼ | 146.20 | 144.00 | 147.50 |
EUR/USD | ▲ | 1.0980 | 1.0910 | 1.0855 |
GBP/USD | ▲ | 1.2855 | 1.2780 | 1.2720 |
USD/CHF | ▼ | 0.8580 | 0.8515 | 0.8630 |
AUD/USD | ▲ | 0.6545 | 0.6480 | 0.6430 |
USD/CAD | ▼ | 1.3880 | 1.3810 | 1.3935 |
USD/JPY
アメリカ供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業新規受注は、予想を下回り8か月ぶりの低水準となりました。これにより、景気後退への懸念が広がり、株式市場と債券利回りは急落しました。また、地政学的緊張の高まりが安全資産としての円やスイスフランへの需要を増加させました。さらに、先週金曜日には鈴木俊一財務大臣と林芳正内閣官房長官が為替相場を注視していると発表しました。鈴木大臣は、最近の円高が輸入コストを引き下げることを期待しており、為替相場が経済の基礎を反映し安定することが重要であると述べました。
日本政府は適切な対応をとることを再確認しました。また、ロイターの調査によれば、工場生産と消費が回復する中で、日本の4月から6月の実質GDPは前年同期比で2.1%の成長が予測されており、前期の2.9%の縮小からの反転を示しています。この成長は日本銀行(BOJ)の利上げを後押しする可能性があります。しかし、日本政府の経済白書は、円安が日本の家庭の消費意欲を損ない、購買力を低下させていると指摘しており、円の下落による経済への悪影響を懸念しています。これが円高の要因となり、ドル/円は149.77の高値で売り圧力を受けています。
その後、アメリカ労働省が発表した7月の非農業部門の雇用者数増加は11.4万人と、予想の17.5万人を大きく下回り、失業率は近3年ぶりの高水準である4.3%に上昇しました。平均賃金は前年同期比で3.6%増加し、2021年5月以来の最小の増加幅となりました。また、アメリカ商務省によると、6月の製造業受注と耐久財受注はそれぞれ前月比で3.3%減少し、6.7%減少したと発表され、予想を下回りました。これにより、アメリカ連邦準備理事会(FED)が年内に利下げを行うとの憶測が高まりました。シカゴ商品取引所(CME)のFedWatch Toolによれば、9月の利下げの可能性は71%に上昇し、2024年末までに現在よりも1%以上低い政策金利が予想されています。この影響でドル/円は146.41の低水準に下落しました。今日のドル/円の予想される抵抗線は146.20-40、支持線は143.80-144.00です。
EUR/USD
ロイターの調査によると、物価上昇圧力が続いているため、オーストラリア準備銀行(RBA)は今週火曜日の政策会議で金利を13年ぶりの高水準に維持し、2025年の第一四半期に利下げを行うと予測されています。また、オーストラリア統計局が発表した6月の自宅用住宅と投資用住宅の融資はそれぞれ前月比で0.5%増加し、2.7%増加し、予想を上回りました。第2四半期の生産者物価指数(PPI)は前期比で1.0%増加し、前年同期比で4.8%増加しました。しかし、アメリカの製造業が低調であるため、経済の減速懸念が強まり、安全資産への需要が増し、豪ドルとNZドルなどのリスク資産が圧迫され、ユーロ/ドルは1.0781の低水準に達しました。
6月の工業生産データによれば、フランスは前月比で0.8%の増加と予想を下回りましたが、イタリアは季節調整済みで前月比0.5%の増加、前年同期比で2.6%の減少と予想を上回りました。アメリカの雇用データの弱さがドルに打撃を与え、ユーロ/ドルは1.0926の高水準に達しました。今日のユーロ/ドルの予想される支持線は1.0890-1.0910、抵抗線は1.0970-90です。
GBP/USD
先週金曜日にイギリス銀行(BOE)の決策者パネル(DMP)の調査が発表され、7月までの3か月間で企業が今後1年間に期待する賃金の増加率は、6月までの3か月間の4.2%から4.1%に低下しました。この結果、ポンド/ドルは1.2704の低水準に達しました。BOEのチーフエコノミスト、ヒュー・ピール氏は、BOEが高インフレに対する戦いで勝利を宣言することはできず、金利がすぐに再び引き下げられる保証もないと述べました。さらに、アメリカの雇用報告が弱かったため、ドルが下落し、ポンド/ドルは1.2839の高水準に回復しました。今日のポンド/ドルの予想される支持線は1.2760-80、抵抗線は1.2850-70です。