通貨ペア | トレンド | レジスタンス | サポート | ストップロス |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | ▼ | 146.30 | 144.20 | 147.60 |
EUR/USD | ▲ | 1.1010 | 1.0940 | 1.0885 |
GBP/USD | ▲ | 1.2845 | 1.2770 | 1.2710 |
USD/CHF | ▼ | 0.8565 | 0.8500 | 0.8615 |
AUD/USD | ▲ | 0.6575 | 0.6510 | 0.6490 |
USD/CAD | ▼ | 1.3810 | 1.3740 | 1.3865 |
USD/JPY
米国の7月雇用統計において、雇用増加が大幅に鈍化し、失業率が約3年ぶりの高水準に達したことが報告されました。これにより、景気後退への懸念が高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ予想が強まりました。LSEGのデータによりますと、連邦基金金利先物市場では、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で50ベーシスポイントの利下げが行われる可能性が約99%となっており、年内に127ベーシスポイントの利下げが予想されています。
また、米軍がイランとその同盟組織であるハマスやヒズボラの脅威に対する防衛を強化するため、中東地域に追加部隊を派遣したことで、地政学的緊張が高まっています。これを受けて月曜日にはアジア株式市場が急落し、リスク回避の動きから円買いが継続しました。
さらに、鈴木俊一財務大臣は、政府が日本銀行(BOJ)と協力して市場動向を注視していると発言されました。民間調査によりますと、国内需要の堅調さを背景に、日本のau Jibun銀行7月サービス業購買担当者指数(PMI)確定値が53.7に上昇し、総合PMIも52.5に回復しました。
EUR/USD
米国の景気後退懸念により、大規模なリスク回避の動きが見られました。同時に、オーストラリア準備銀行(RBA)が火曜日に政策会合を開催し、一般的に金利据え置きが予想されていますが、スワップ取引では11月の初回利下げ確率が75%と示唆されています。
また、月曜日に発表された財新中国7月サービス業PMIは52.1に上昇しましたが、輸出受注指数が約1年ぶりの低水準に落ち込みました。さらに、水曜日にはニュージーランドの雇用統計で失業率の急上昇が懸念されており、豪ドルやNZドルなどリスク通貨に打撃を与えました。この影響で、ユーロ/ドル相場は1.0891の安値まで下落しました。
その後、S&Pグローバルが作成したHCOB調査の7月サービス業PMIでは、ドイツが2ヶ月連続で52.5に減速し、ユーロ圏全体では51.9に低下しました。これは企業活動の成長がほぼ停滞していることを示しています。一方、フランスはオリンピック効果により50.1に回復しました。
GBP/USD
投資家の米国景気後退懸念により、イングランド銀行(BOE)の利下げペースに対する見方が強まりました。月曜日には英国債利回りが数ヶ月ぶりの低水準に下落し、金利先物市場では12月の政策会合までに2回の25ベーシスポイント利下げが100%織り込まれました。これによりポンド/ドル相場は1.2706の安値まで下落しました。
しかし、S&Pグローバルの調査で英国の7月サービス業PMIが52.5に上昇したことが判明し、さらにスターマー労働党党首の総選挙勝利後の楽観的な雰囲気も加わり、サービス業企業は新規受注の大幅増加を報告し、雇用も1年以上で最大の伸びを示しました。これらの要因がポンド/ドル相場を1.2817の高値まで押し上げました。
本日のポンド/ドル相場の予想レンジは、下値支持が1.2750-70、上値抵抗が1.2840-60と見込まれます。