通貨ペア | トレンド | レジスタンス | サポート | ストップロス |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | ▼ | 142.00 | 140.90 | 142.80 |
EUR/USD | ▲ | 1.1180 | 1.1110 | 1.1060 |
GBP/USD | ▲ | 1.3220 | 1.3150 | 1.3100 |
USD/CHF | ▼ | 0.8480 | 0.8410 | 0.8530 |
AUD/USD | ▲ | 0.6810 | 0.6740 | 0.6690 |
USD/CAD | ▼ | 1.3590 | 1.3510 | 1.3640 |
USD/JPY
市場は、アメリカの連邦準備理事会(FED)が今週から一連の利下げを開始することに賭け続けています。初回の利下げ幅は50ベーシスポイントと見込まれ、火曜日時点でFED政策金利に連動する先物市場の動きは、現在50ベーシスポイントの利下げの可能性が約3分の2と示唆しています。
同時に、トレーダーは今週の政策会議を除く2024年の残りの2回の会議でも、1回は50ベーシスポイント、もう1回は25ベーシスポイントの利下げが行われると予想しています。また、日本の財務大臣鈴木俊一は、内閣会議後の定例記者会見で、政府は最近の為替変動が日本経済に与える影響を引き続き分析すると述べ、為替は基本的な市場要因に基づいて決定されるべきだと強調しました。しかし、急激な変動は好ましくないとの見解を示し、金融緩和の拡大が予想される中でドルの動きに影響を与え、ドル円は140.30の低水準で推移しています。
その後、アメリカの8月のデータが発表され、零売売上高が前月比0.1%増、工業生産と製造業の出力もそれぞれ0.8%と0.9%増加しました。稼働率は78.0%で、7月の企業在庫も前月比で0.4%増加し、市場の予想を上回る結果となりました。さらに、全米住宅建築業者協会(NAHB)の発表によれば、9月の住宅市場指数は41に上昇し、利下げが近づく中でアメリカの住宅建築業者の信頼感が回復しました。このデータの強さは、アメリカの第3四半期の経済が引き続き堅調であることを示唆しており、FEDの50ベーシスポイントの利下げの可能性が低下し、ドル円は142.47の高水準に回復しました。今日のドル円の抵抗線は142.10-20、支持線は140.80-141.00と見込まれます。
EUR/USD
アメリカのFEDが水曜日に50ベーシスポイントの利下げを行う可能性が67%に上昇する中、リスク通貨であるオーストラリアドルやニュージーランドドルは堅調を維持しています。これは、政策決定者の発言が引き続きタカ派的であり、オーストラリア準備銀行(RBA)が来週の会議で金利を4.35%に引き下げる可能性が低いと投資家が判断したためです。
また、旅行業の好調により、スペイン中央銀行は今年の経済成長予測を2.8%に上方修正しました。これは今年に入って2度目の見通しの上方修正で、ユーロはドルに対して1.1146の高水準に上昇しました。
一方、ドイツのZEW経済研究機関が発表した9月の経済景気指数は3.6に低下し、投資家の信頼感は予想以上に悪化しました。経済現況指数も84.5に下落し、2020年5月以来の最低水準となり、ユーロ圏最大の経済国に対する楽観的な見方が後退しています。さらに、アメリカのFEDの利率決定が欧州中央銀行(ECB)の今後の政策に影響を与える可能性があり、ユーロドルは1.1110の低水準に下落しました。今日のユーロドルの支持線は1.1100-20、抵抗線は1.1170-90と見込まれます。
GBP/USD
イギリスのスターマー首相は、来月発表予定の初の予算において成長を妨げる措置は取らないと述べましたが、資金の裏付けがない支出の約束は経済に悪影響を及ぼす可能性があると警告しました。この発言が英ポンドをドルに対して1.3229の高水準に押し上げました。
しかし、アメリカの8月の零売売上高が予想外の増加を見せ、アメリカ経済が第3四半期のほとんどで安定していることを示唆し、政策会議を前にドルのショートカバーが引き起こされ、ポンドはドルに対して1.3143の低水準に下落しました。今日のポンドドルの支持線は1.3140-60、抵抗線は1.3210-30と予想されます。