| 通貨ペア | トレンド | レジスタンス | サポート | ストップロス |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | ▼ | 143.50 | 141.50 | 144.50 |
| EUR/USD | ▲ | 1.1180 | 1.1080 | 1.1010 |
| GBP/USD | ▲ | 1.3270 | 1.3170 | 1.3100 |
| USD/CHF | ▼ | 0.8500 | 0.8400 | 0.8570 |
| AUD/USD | ▲ | 0.6830 | 0.6740 | 0.6670 |
| USD/CAD | ▼ | 1.3650 | 1.3550 | 1.3720 |
USD/JPY
アメリカの8月の小売売上高が予想外に増加し、アメリカ経済が第3四半期の大部分で安定していることを示唆しました。データ発表後、アトランタ連銀は第3四半期の国内総生産（GDP）成長率予想を年率3.0%に引き上げ、金融市場ではアメリカ連邦準備制度（FED）が50ベーシスポイントの利下げを行うとの期待が減少しました。
また、日本政府は月次経済報告で、日本経済が緩やかに回復していると報告しましたが、潜在的なグローバル経済リスクや金融市場の変動に対して慎重な姿勢を維持しています。さらに、公式データによれば、8月の貿易赤字は6,953億円であり、輸出入はそれぞれ前年比2.3%および5.6%の増加となったものの、市場予想を大きく下回りました。特に、アメリカへの輸出は3年ぶりの減少を記録し、7月のコア機械受注も前月比で0.1%減少したことが懸念材料です。このような状況は、日本経済の安定した回復の道を阻むもので、ドルに対してサポートを提供しています。
その後、アメリカの8月のデータが発表され、住宅着工が9.6%増加し、年率135.6万戸、建築許可も4.9%増加し、年率147.5万戸となり、いずれも市場予想を上回りました。しかし、アメリカ連邦準備制度は連邦基金金利目標を50ベーシスポイント引き下げ、4.75%-5.00%に設定したため、一時的にドルは円に対して140.43まで下落しました。しかし、パウエル議長の発言が予想よりもハト派的でなかったことから、ドルは大部分の下落幅を回復し、円に対して142.71まで反発しました。今日のドル円の抵抗ラインは143.40-40、支持ラインは141.40-60と予想されます。
EUR/USD
データによると、オーストラリアの8月の総合先行指標は0.04%減少し、前回値と変わりませんでした。また、ニュージーランドの第3四半期の西太平洋銀行-McDermott Miller消費者信頼感指数は90.8に上昇し、前景への悲観的な感情がやや緩和されました。さらに、アメリカ連邦準備制度が大幅な利下げを行うとの見通しが市場に広がり、オーストラリアドルやニュージーランドドルの上昇を支援し、オーストラリアドルは2週間ぶりの高値を記録しました。
また、ドイツ連邦銀行のナゲル総裁は、ユーロ圏のインフレ率が欧州中央銀行（ECB）が望む水準に達していないため、金利を十分に高く保つ必要があると述べ、ユーロはドルに対して1.1189の高値を付けました。
EU統計局は、ユーロ圏の8月の消費者物価調和指数（HICP）が前月比0.1%上昇し、前年比2.2%の上昇となったと発表しました。これはほぼ予想通りでしたが、アメリカ連邦準備制度の利下げは市場の予想通りに進行し、パウエル議長が50ベーシスポイントが新たなステップではないと強調したため、ドルの空売りが回補され、ユーロはドルに対して1.1094の低値まで下落しました。今日のユーロドルの支持ラインは1.1070-90、抵抗ラインは1.1170-90と予想されます。
GBP/USD
イギリス国家統計局が発表した8月の消費者物価指数（CPI）は年率2.2%の上昇で前回と変わりませんでしたが、サービス業インフレ率が5.6%に上昇したことから、イギリス銀行（BOE）は警戒を強めています。とはいえ、インフレデータは市場にBOEが木曜日に金利を維持するとの見方を強化しており、これはアメリカ連邦準備制度が緩和政策を開始するとの期待と対照的です。このため、ポンドはドルに対して1.3153の低値を維持しています。
アメリカ連邦準備制度が50ベーシスポイントの利下げを行ったものの、パウエル議長の発言はアメリカ経済への信頼感を示し、さらなる利下げの不確実性を高めました。その結果、ポンドはドルに対して1.3297の高値から下落しました。今日のポンドドルの支持ラインは1.3160-80、抵抗ラインは1.3260-90と予想されます。
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