FX市場 日報ニュース2024.3.18

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY149.35148.70148.20
EUR/USD1.08901.08251.0940
GBP/USD1.27301.26601.2785
USD/CHF0.88900.88250.8775
AUD/USD0.65600.64950.6610
USD/CAD1.36051.35351.3480
USD/CNY7.22307.20307.1910
目次

USD/JPY

米国の第一四半期の消費支出の鈍化と経済の持続的な減速にもかかわらず、先月の生産者物価の上昇は予想を上回り、アメリカ連邦準備制度理事会(FED)が6月までに利下げする可能性が低いとの見方が広がり、ドルを支えました。しかし、先週金曜日、日本の財務大臣である鈴木俊一氏が日本の賃金上昇トレンドが強力で、もはやデフレ状態にないと述べ、またロイターの調査によると、日本の2月のインフレ見通しはさらに加速するとされ、日本の中央銀行(BOJ)が4月にマイナス金利政策を終了するとの憶測が高まり、3月の行動が予想されると同時に、日本の労働組合総連合会(Rengo)が大手企業との年次賃金交渉で昇給5.28%という33年ぶりの高水準を達成したとの報道があり、これが日本円を支え、ドル/円は148.02の安値に下落しました。

シカゴ商業取引所(CME)のFedWatchツールによると、市場はFEDが6月に利下げする可能性が57.9%に低下した一方で、米国の債券利回りの上昇や、東京市場での日本の給与決済日の需要がドル/円の買い圧力を高め、また米国が発表した2月の輸入物価が前月比0.3%上昇し、輸出物価が前月比0.8%上昇し、予想値を上回ったことや、ミシガン大学が発表した米国の3月消費者信頼指数が初値76.5で予想に届かなかったものの、2月の製造業生産と工業生産がそれぞれ前月比0.8%と0.1%増加し、予想を上回ったことが、FEDが利下げを延期する懸念を高め、ドル/円を149.17の高値まで押し上げました。本日のドル/円のサポートは148.50-70に見込まれ、レジスタンスは149.30-50に見込まれます。

EUR/USD

先週金曜日、ロイターの調査によると、オーストラリア準備銀行(RBA)は3月19日に3回目となる連続の会合で政策金利を据え置く見通しであり、またニュージーランドの財務大臣ウィリス氏は、予算報告が今後数年間の経済成長が大幅に鈍化していることを示すと述べ、来年の追加利上げの期待を弱めました。さらに、中国人民銀行(PBOC)が中期貸付便益(MLF)の金利を据え置き、リスク選好が改善されなかったことから、RBAとFEDの会合の結果が出る前に豪ドルとNZドルが下落し、これがユーロ/ドルを1.0871の安値まで引きずりました。

その後、フランス国立統計局(INSEE)が、エネルギー価格の上昇により2月の消費者物価調和指数(HICP)の最終値が予想通りに前月比0.9%上昇したことを発表しましたが、前年同期比で3.2%上昇し、予想をわずかに上回りました。これがユーロ/ドルを1.0899の高値まで押し上げました。その後、欧州中央銀行(ECB)の理事会メンバーであるレーン氏が、先週の会合でECBが利下げの時期について議論を開始したと述べ、もう1人のメンバーであるマクルフ氏が、ECBが6月に利下げできるはずだと述べ、ECBの最高経済学者であるリアン氏は、ユーロ圏の労働市場がついに温和化し始めたと述べ、ECBの利下げの根拠を提供し、ユーロの上昇を制限しました。本日のユーロ/ドルのレジスタンスは1.0890-1.0910に見込まれ、サポートは1.0810-30に見込まれます。

GBP/USD

英国の中央銀行である英国銀行(BOE)は今週木曜日に会合を開催する予定であり、BOEは利率を5.25%に据え置くと予想されています。また、先週金曜日のロイターの調査によると、BOEは第3四半期から利率を2008年以来の高水準から引き下げ始め、利下げのスケジュールはFEDやECBよりも遅れる見込みです。これがポンド/ドルを1.2758の高値で推移させました。その後、BOEの調査によると、イギリスの一般市民の1年後のインフレ率の予想中央値は昨年11月の3.3%から2月の3.0%に下がり、その後の12ヶ月のインフレ率の予想は2.8%のままであり、長期的な予想は3.1%に下がりました。これがポンド/ドルを1.2722の安値まで押し下げました。本日のポンド/ドルのレジスタンスは1.2730-50に見込まれ、サポートは1.2650-70に見込まれます。

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