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FX市場 日報ニュース2024.4.9

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY⬇151.90151.30152.40
EUR/USD⬆1.09101.08501.0800
GBP/USD⬆1.27001.26401.2590
USD/CHF⬇0.90600.90000.9110
AUD/USD⬆0.66500.65900.6540
USD/CAD⬇1.35901.35201.3640
USD/CNY⬇7.24807.22607.2620
目次

USD/JPY

アメリカの3月の雇用増加は予想を大きく上回り、給与も着実に上昇しており、第一四半期末の経済パフォーマンスが堅調であることを示しています。市場ではアメリカ連邦準備制度理事会（FED）が今年の利下げを延期すると予想されており、シカゴ商品取引所のFedWatchツールによると、6月の利下げの可能性は50％に低下しています。さらに、日本の公式データによると、2月の経常収支は2.64兆円で、予想を下回っており、調整後の実質賃金は前年同期比1.3％減少し、23ヵ月連続で減少しています。このことから物価上昇が消費者の支出意欲に引き続き圧力をかけていることが示唆され、また3月のサービス業景況判断指数が49.8に低下しました。日本銀行（BOJ）総裁の植田和男は国会で、次回の利上げタイミングや資産負債の縮小に焦点を当てると強調しました。さらに、元高級外国為替官である中尾武彦氏はロイターに対して、円相場が過度になった場合は介入する必要があると述べましたが、低調なデータは日本銀行の今後の利上げの不確実性を再び示しており、ドル/円相場を151.55円からの上昇を支持しています。

アメリカの公式データによると、3月の雇用動向指数が112.84に上昇し、ニューヨーク連邦準備銀行によると、3月のインフレ期待は1年間で3％に据え置かれましたが、3年間のインフレ期待は2.9％に上昇し、いくつかの主要商品やサービスの価格が大幅に上昇すると予想されています。さらに、ロンドン証券取引所のデータによると、アメリカFEDが今年の利下げの可能性に対する先物市場の賭けは10月以来の最低水準に低下し、これがドル/円相場を151.94円の高値に押し上げました。本日のドル/円相場は151.80-152.00のレベルで抵抗を予想し、151.20-40のレベルでサポートされる見込みです。

EUR/USD

アメリカの非農業雇用報告書が予想外に強力であったことから、投資家はオーストラリア準備銀行（RBA）が今年11月までに利下げするのは困難だと考えており、利下げの幅も28ベーシスポイントに引き下げられました。また、オーストラリアの2月の住宅ローンと投資用住宅ローンがそれぞれ1.6％と1.2％増加したことから、金融条件がRBAが望んでいた制約性を持たないことが示され、これが豪ドルやニュージーランドドルを支え、ユーロ/ドルが1.0819の安値を維持する要因となっています。

その後、ドイツ連邦統計局によると、季節調整済みの2月の貿易収支が214億ユーロに減少し、EU加盟国への輸出の減少により、輸出が前月比2％減少し、市場予想を上回るマイナスとなりました。ただし、工業生産は前月比2.1％増加し、予想を大幅に上回りました。また、ユーロ圏の4月のSentix投資家信頼指数も-5.9に上昇し、強力なデータがユーロ/ドル相場を1.0862の高値に押し上げました。本日のユーロ/ドル相場は1.0840-60のレベルでサポートされ、1.0900-20のレベルで抵抗される見込みです。

GBP/USD

月曜日に発表された英国の調査によると、先月のフルタイム労働者の平均給与増加率は3年ぶりの低水準となり、一方で一時労働者の賃金は2020年7月以来の最大の減少幅となりました。これは英国の雇用市場が減速していることを更に示しており、これがポンド/ドル相場を1.2610の安値で推移させています。その後、デロイトによる調査によると、英国の大手企業は経済の不確実性に対する懸念が2021年中盤以来最も低い水準になっており、利益率が3年ぶりに上昇すると予想され、全体的な楽観的なムードが3四半期連続で上昇しています。これがポンド/ドル相場を1.2664の高値に押し上げました。本日のポンド/ドル相場は1.2630-50のレベルでサポートされ、1.2690-1.2710のレベルで抵抗される見込みです。

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