FX市場 日報ニュース2024.6.28

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY160.95160.30159.80
EUR/USD1.07101.06451.0760
GBP/USD1.26501.25751.2710
USD/CHF0.90400.89750.8925
AUD/USD0.66500.65850.6700
USD/CAD1.37651.36951.3640
目次

USD/JPY

ドル/円相場は、複雑な要因が絡み合う中で推移しております。欧州の政治的不安定さと米国の長期金利上昇傾向がドルの魅力を高める一方、日米間の大きな金利差により、円は依然として金利差取引の資金調達通貨として利用されています。

しかしながら、日本経済にも明るい兆しが見られます。木曜日に発表された5月の小売売上高が前年同期比3.0%増と予想を上回り、円を下支えしました。また、鈴木俊一財務大臣と林芳正官房長官が相次いで為替の過度な変動に対する介入の可能性を示唆したことも、円高要因となっています。さらに、日本銀行(BOJ)の6月会合議事要旨で債券購入量の段階的削減が議論されたことも、円の支援材料となりました。

一方、米国経済の堅調さを示す指標も相次いでいます。新規失業保険申請件数が23.3万人に減少し、5月の耐久財受注が前月比0.1%増と予想を上回りました。また、第1四半期のGDP成長率(確定値)が前期比年率1.4%増となり、個人消費支出(PCE)物価指数と核心PCE指数もそれぞれ3.4%、3.7%上昇と前回の数値を上回りました。

ただし、全米不動産協会(NAR)の5月成約済み中古住宅販売指数が前月比で低下したことや、アトランタ連邦準備銀行のボスティック総裁が第4四半期に1回の利下げを予想していることが、ドル高の抑制要因となっています。

本日のドル/円相場の予想レンジは、サポートが160.10-160.30円、レジスタンスが160.90-161.10円となっています。

EUR/USD

ユーロ/ドル相場は、グローバルな経済指標の影響を受けて変動しています。ニュージーランドの6月企業活動指数は上昇したものの、企業展望指数は低下し、市場は依然としてニュージーランド準備銀行(RBNZ)の今年の利下げを予想しています。

オーストラリアでは、5月の求人広告数が前四半期比2.7%減少し、8四半期連続の減少となりました。季節調整後の求人数は前年同期比で35.26万件と、2021年8月以来の最低水準となり、豪ドルとNZドルに下押し圧力をかけています。
また、中国の製造業購買担当者指数(PMI)が2ヶ月連続で50を下回る見通しとなり、リスク選好度を弱めています。

一方、欧州中央銀行(ECB)のインフレ対策は最終段階に入ったとの見方や、ECBのカジミル理事が今年さらなる利下げの可能性を示唆したことが、ユーロの支援材料となっています。

本日のユーロ/ドル相場の予想レンジは、レジスタンスが1.0710-1.0730ドル、サポートが1.0630-1.0650ドルとなっています。

GBP/USD

ポンド/ドル相場は、英国の雇用市場データに影響を受けています。求人サイトIndeedのデータによると、英国の求人数は前年同期比20%減少しましたが、5月の求人広告の初任給は前年同期比6.5%増加し、4ヶ月で最も速いペースで上昇しました。

また、前イングランド銀行(BOE)金融政策委員会(MPC)委員のサンダース氏は、インフレと賃金のデータがMPCの5月時点の予測に沿っていれば、BOEは8月に利下げを行い、年内に2〜3回の利下げを行う可能性があると述べています。

しかし、BOEの金融安定リポート半期更新では、英国の企業と家計は全体的に高金利にうまく対応できているとの見方を示しており、これがポンドの上昇要因となっています。

本日のポンド/ドル相場の予想レンジは、レジスタンスが1.2650-1.2670ドル、サポートが1.2560-1.2580ドルとなっています。

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