FX市場 日報ニュース2024.7.5

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通貨ペアトレンドレジスタンスサポートストップロス
USD/JPY161.40160.60162.00
EUR/USD1.08751.08051.0750
GBP/USD1.28151.27401.2680
USD/CHF0.90100.89450.9060
AUD/USD0.67850.67200.6670
USD/CAD1.36151.35401.3675
目次

USD/JPY

先週のアメリカでは、新規失業保険申請件数が増加し、6月末には失業者数が2年半ぶりの高水準に達しました。さらに、供給管理協会(ISM)の調査によりますと、6月のサービス業購買担当者指数(PMI)が4年ぶりの低水準となり、サービス業の雇用も7ヶ月間で6回目の低下を記録しました。これは労働市場の冷え込み傾向と一致しています。

また、貿易赤字の拡大は前四半期の経済成長加速予測を弱める要因となり、第2四半期末に経済の勢いが失われつつあることを示唆しています。これら一連の弱気なデータを受け、シティバンクのアメリカ経済サプライズ指数は2022年8月以来の最低となるマイナス47.5まで落ち込みました。

注目を集めているアトランタ連邦準備銀行のGDPNow予測も1.5%に下方修正され、木曜日には米ドル/円が161.68円の高値で圧力を受けました。

日本国際協力機構(JICA)の推計によりますと、人口減少に伴い、日本政府が経済成長目標を達成するためには、2040年までに約100万人の外国人労働者が不足する可能性があり、これは経済にとって極めて重要な問題です。

EUR/USD

昨日発表されたオーストラリア統計局のデータによりますと、燃料輸入の増加が鉄鉱石輸出の増加を上回ったため、5月の季節調整済み輸入と輸出はそれぞれ前月比3.9%増、2.8%増となりました。商品貿易黒字は58億豪ドルに縮小し、前月の下方修正値を下回りました。

しかし、アメリカの経済指標が弱いことから9月の利下げ期待が高まり、米ドルは圧力を受けています。また、オーストラリアの更なる金融引き締めリスクと、ニュージーランドが今年利下げを行うとの見方が対照的であることから、豪ドル/NZドルは7営業日連続で上昇し、豪ドルは6ヶ月ぶりの高値付近で推移しています。これがユーロ/米ドルの1.0782ドルの安値を守る要因となっています。

その後、ドイツの5月の工業受注が季節・カレンダー調整後、前月比で予想外に1.6%減少し、5ヶ月連続の減少となりました。また、EU当局者は金曜日から中国製電気自動車の輸入に37.6%の関税を課すと発表し、EUと中国の貿易緊張が高まっています。

一方、欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、フィリップ・レーン氏は、ECBの賃金追跡データと企業からのフィードバックによると、賃金圧力は来年と2026年にかけて緩和する見通しだと述べています。

GBP/USD

木曜日、S&Pグローバルの調査によりますと、イギリスの6月の建設業PMIは予想を下回る52.2に低下しました。これは、一部の企業が7月4日の総選挙を見守る姿勢を示し、住宅建設を減少させたことを反映しています。この結果、英ポンド/米ドルは1.2638ドルの安値まで下落しました。

イギリスの議会選挙の投票が始まり、世論調査ではスターマー氏率いる中道左派の労働党がスナク首相率いる保守党に圧倒的な差をつけて勝利すると予想されています。投資家はこれにより政治的・経済的安定がもたらされることを期待しており、英ポンド/米ドルは1.2767ドルの高値まで上昇しました。

本日の英ポンド/米ドルの予想レンジは、下値支持線が1.2720-40ドル、上値抵抗線が1.2810-30ドルとなっています。

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